
前回の建て方ブログからすっかり間が開いてしまいましたが、その後は階段、手摺や板金などの製作金物、アルミサッシ(窓)、照明器具やコンセントスイッチ、設備機器の品番位置、家具など、それぞれの製作図でデザインや納まりなどを最終決定してきました。設計の段階で一度決めるのですが、最後に建築のコンセプトや使い勝手、コストなど総合的に再検討して決定しました。この進め方は、決して好みだけで選ぶのではない設計事務所の仕事ならではだと思います。
この段階までくると経験豊かな職人さんのアドバイスを頂いて進めることも多くなります。写真はエキスパンドメタルで製作した鉄骨階段を工場で試し登りさせて頂いた時のものです。各部材を安全側に作ることは簡単なのですが、デザイン的にもコスト的にも良くないため、設計としてはなるべく小さな部材を使いたいことが多く、今回はたわみ具合を製作過程で確認させて頂いて、補強部材を入れるかどうかというのを決めました。作りながら考えるというとても貴重な機会に恵まれました。

鉄も溶接やメッキでゆがんだりと奥深いですが、綺麗に作って下さっています。今回は製作金物が多く、金物屋さんが臨機応変で大変ありがたいです。

こちらはインナーテラスに植える木を見に行かせて頂いた様子です。最近は実際に植える木を自分たちで探しに行く機会がなかったのですが、今回はクライアント含め皆で決めることができました。

そして今週の現場状況。ガラスも階段も搬入され、塗装工事が始まっています。
オープンハウスもさせて頂くことになり、3月17日(日)を予定しています。詳細は後日お知らせ致します。
momma