
枚方市で築50年の一戸建て住宅の改修工事が始まりました。
1階部分の3部屋を1室にするリノベーションで、住みながらの工事です。
解体して柱や梁の構造体が現れました。改修の設計は、隠れている部分はある程度想定で行うのですが、めくってみるといろいろ追加で補強したい部分が出てきました。
白蟻がいた様子も(これは想定内)。
古い住宅の小割りの部屋を広い場所に一新したいとお考えの方は多いのではないでしょうか。
柱を動かしたり、耐震壁を移動したり増やしたり、木造の場合は方法がありますので、仕上を綺麗にするだけでなく、心配な構造体も相談してみて下さい。
momma

houseSYは最近の現場の中では比較的近く、お施主さんがブログ掲載を楽しんで下さっていることもあり、頻繁に更新しようと思っております。
設計事務所の仕事の様子や、工事の進み方がお伝えできればと思います。
ということで着工後のhouseSYの様子。
基礎の配筋検査。鉄筋の組み方を確認します。

1回目のコンクリート打ち。打つ前に基準に合ったコンクリートかどうかの確認で、受け入れ検査というものをします。

小さなポンプ車3回分、コンクリートを打設して頂きました。

この日はアンカーボルトの位置などを確認。このような治具は初めて見ましたが、ずれにくくて良いですね。その後2回目のコンクリート打ち。

材木屋さんへ壁柱の材木確認にも行きました。細い柱を束ねてつくる壁柱はこのまま立ち上がるイメージです。とても楽しみですが、一般的な納まりにならないため、あちこち納まりが難しく皆で頭を悩ませる毎日です。。。

これは番外編。床のモックアップを工務店さんに作って頂いて、歩行感のチェック。積極的にブログに出て下さるお施主さん(笑)
現場で行うことは、すべてその前に施工図などを書いて検討しています。
建物の位置確認、基礎形状、金物の納まり、設備配管ルート、プレカット図(柱など木の構造体の加工図)などが、この工程までに進めてきたもので、主に工務店、構造設計、そして私たち意匠設計でやりとりしています。
momma