鉄骨螺旋階段

現場に階段が搬入されました。
最近の様子はInstagram、一部facebookでUPしていますので、そちらをご覧頂ければと思います。
momma
階段と踏台のデザイン

photo(C)笹倉 洋平/笹の倉舎
春に竣工したhouseSYの細かい部分のデザインをご紹介します。
以前ブログでも書いたインナーテラスの階段はトップライト(天窓)からの光が1階まで届くように「エキスパンドメタル」というメッシュ状の材料を使って作っています。厚みなどを調整したため、見た目とは違いやわらかい踏み心地です。塗装はせずに錆び止め効果のある溶融亜鉛メッキにドボンと漬けた仕上げで、荒いキラキラとした仕上がりです。

この住宅はスキップフロアのように各スペースごとに床に段差があり、踏み台も設計しています。
これは玄関からホールに上がる踏台。階段と材料を揃えました。
置いてあるだけで移動できます。5kg弱。軽すぎると登る時に動いて危ないためうまく設計する必要があります。
右にちらっと見えているカーテンはファブリックスケープさん製作の見る角度によって色が変わるカーテン。レースで軽い印象ですが、夜でも透けない魔法のカーテン(笑)。この住宅では間仕切りとして使わせて頂いています。

こちらはリビングとダイニングを繋ぐ踏み台です。熟練した職人さんがエキスパンドメタルの網ひとつひとつ溶接して下さっています。
溶接は熱で材料が曲がったりふくれたりしますので、技術が必要です。既製品にはない柔らかな印象のものが出来上がりますので、私たちはなるべく既製品ではないもので作っていきたいと考えています。
エキスパンドメタルは厚みと編目の大きさに多くのバリエーションがあり、難しいですがおもしろい材料です。

こちらはウォークインクローゼットとバスルームを繋ぐ踏み台。床の隙間からも踏み台越しにも1階が見えます。
今後、他のディテールもご紹介していきたいと思います。
momma
houseTK 撮影

高槻の住宅は昨年、まだまだ残工事のある中、なんとかお引越しして頂いていましたが、1月に植えたアオダモが芽吹いたこのタイミングでようやく竣工写真撮影を行うことができました。
お住まいの中での撮影でしたので、お施主さまご家族に多大なご協力を頂きました。本当にありがとうございました。
カメラマンは初めてお願いする大竹央祐さん。スナップ写真を多く手がけられている印象で、光の入った柔らかい自然な写真をたくさん撮って頂きました。
ご家族総出で写真に入って頂いてお子さまたちも大活躍、まるで雑誌の撮影のようでした。たくさんあったセンスある家具や小物のおかげでもありますね。

1階の様子。基礎を立ち上げてつくったコンクリートの棚をぐるっと周囲にまわしてその上を吹き抜けにし、木造の躯体を載せた大きな一室空間です。四周の水平窓が特徴で、白い壁に反射しながら家の中に光をまわしています。
写真の仕上がりが楽しみです。近々webにアップできると思います!
momma
新しい敷地

新しいプロジェクトが始まります。
帽子をかぶり打合せに出掛けた先はどこまでも広い畑。敷地はこの辺りかな、というのどかな環境で良い空気を吸い、春の訪れを感じました。久しぶりに開発指導要綱などを調べています。

がらりと変わってこちらはビルの隙間、15坪にも満たない敷地です。前後左右どちらも迫っていて、唯一上だけすっきり、かな?
冬の間全く陽が当たらず、こちらの気持ちも沈みましたが(笑)、春の訪れと共に始めます!前の敷地と違って1センチ足りともずらせない環境で、地道に実測して周辺の現況図を書くところからでした。
どちらも簡単には建てられそうにはありませんが、楽しみです。
さて、ブログの方は写真を大きくするため少しレイアウトを変えました。ひとつ前の記事まで写真を取り替えましたが、それ以前の記事はレイアウトがずれますがご了承を。(スマホ対応は相変わらずできていません)
webのプロフィール写真も10年ぶりに変えてみました。。。そおっとご覧下さい。
それから、今年度は古川が京都造形芸術大学と京都精華大学で非常勤講師をさせて頂くことになりました。
どうぞよろしくお願い致します!
momma
houseSY 竣工

houseSYは竣工写真撮影、オープンハウスを終え、無事に引渡し致しました。
クライアントご家族、工事関係者の皆様、設計協力事務所の方々には多大なご尽力を賜り心より御礼申し上げます。
良いチームで取り組めたことで、素晴らしい竣工となり本当にありがたく思っております。
また、オープンハウスでは想定以上の多くの方にお越し頂き、貴重なご意見を頂き感謝の気持ちでで一杯です。過去に設計したクライアントさまにも遠方から来て頂けたりと本当にありがたい一日でした。
さてこの住宅は、長屋が建ち並んでいた細長い敷地に、1階から2階まで突き抜けて立ち上がる樹木のような壁柱(名称検討中)を短辺方向にランダムに配置した建築です。大工さんが作って下さった杉の角材を束ねた壁柱は重要な耐震壁であると共に、ゆるやかに空間を区切っています。クライアントの希望であった非日常の時間をつくっています。





住宅であってもクライアントのご希望と敷地条件によってそれぞれ全く違うものになります。写真だけ見ると、バスルームもトイレも驚かれることかと思いますが、クライアントとの打合せの中、皆で導きだしたこの住宅に、これから楽しく住んで頂けたらと思います!
momma
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